柱の中でも特に熱血で優しい男、炎柱・煉獄杏寿郎。
見た目や言動のイメージ通り炎の呼吸を使う剣士であり、音柱・宇髄天元に格上として認知されていることから柱の中でも強さは上位に入ると考えられます。
しかし、彼は炭治郎たちと同じ任務につき、そこで現れた上弦の鬼・猗窩座との戦闘であえなく命を落とす……。
その僅かな時間であっても、彼が炭治郎たちに残したものは今でも彼らの強さと心を支えています。
二度と同じことが起きないように、「守られるだけじゃない、一緒に戦えるようになろう」そう決意するきっかけにもなりました。
そんな熱き男・煉獄杏寿郎の名言を振り返りつつ、もう一度泣きましょう。
煉獄の名言①柱合会議の印象が180度変わる、面倒見の良さ
煉獄さん俺の継子になるといい面倒を見てやろう!
(コミックス7巻・34ページより引用)
個人的にこのセリフは欠かせないかなと思っています。
列車の中で煉獄を見つけた炭治郎が、ヒノカミ神楽について聞いてすぐに言われた言葉ですが、出会って少ししか話していないにも関わらず、自分が面倒を見ると言う煉獄さんの熱い心と優しさが垣間見えます。
というか、全面に出ている。
このシーンを見た人は「この人絶対にいい人だな」と思ったはず。
煉獄の名言②見事な口上
煉獄さんこの煉獄の赫き炎刀がお前を骨まで焼き尽くす!!
(コミックス7巻・42ページより引用)
列車に出現した鬼を倒すときに発したセリフ。口上がかっこよすぎて惚れますね。
熱い、熱い、煉獄の心が炎のエフェクトで表現されているんじゃないかと思うほど熱い。
柱合会議でも、「鬼の禰豆子は殺すべき!」とわりかし率先して言っていましたが、風柱によって禰豆子の安全性が証明されると、それ以降は何も言わない。
むしろ炭治郎の素質に気づき、優秀になるとさえ思っている。
良い意味でも悪い意味でも、”鬼殺”という使命に真っ直ぐだから、同じく真っ直ぐな心を持った炭治郎に惹かれたのかもしれませんね。
ちなみに劇場版の予告映像でこのセリフを言うシーンがありましたが、鳥肌立ちました……!!
煉獄の名言③猗窩座に鬼になれと誘われて
煉獄さん老いることも死ぬことも人間という儚い生き物の美しさだ
(コミックス8巻・36ページ)
下弦の鬼を倒した後に登場した上弦の鬼・猗窩座は、煉獄に「鬼にならないか?」と誘う。
人間では強くなれない、なぜなら老いて死ぬから。
鬼になれば何年でも鍛錬して強くなれる。
だから、お前は鬼になるべきだという言葉に煉獄が返した言葉。
人間にとって”死”は免れない、人生には必ず終りが来る。
だからこそ、今を精一杯生きていこうと思うし、精一杯生きるからこそ悲しいこと、苦しいことにもぶつかる。
その分、楽しいことや幸せなことは何番にも嬉しい。
だから人間の心は強く、折れない。
「強さというものは肉体に対してのみ使う言葉ではない」と言った煉獄の言葉には、彼がこれまで積み上げてきた人生の尊さを感じました。
なにより、先の下弦との戦闘で負傷した炭治郎を侮辱するなと庇ってくれる煉獄の背中が本当にかっこい……!
煉獄の名言④決死の覚悟を強烈に感じる名セリフ
煉獄さん俺は俺の責務を全うする!!ここにいる者は誰も死なせない!!
(コミックス8巻・54ページ)
猗窩座との戦闘が始まるが、煉獄であってもその攻撃には苦戦し傷を負ってしまう。
瀕死の状況でもなお、自分を奮い立たせ格上の相手に向かう。
人を死なせない、若い隊士を死なせない。
鬼殺隊の柱として責務を果たそうとする覚悟、格上の相手にもひるまない精神力がこれでもかと感じられます。
彼は出会って間もない炭治郎たちを面倒見ると言ってくれていた。
現在の恋柱・甘露寺蜜璃も元は彼の継子だった。
そして、自分の殻に閉じこもってしまった父と優しい弟をいつも気にかけている。
煉獄家の長男として、そして柱としての義務を、彼は誇りに思っているのでしょう。
煉獄の名言⑤猗窩座が朝日から逃げ出したあと
煉獄さん竈門少年、俺は君の妹を信じる鬼殺隊の一員として認める
(コミックス8巻・91ページ)
猗窩座を何とか撃退するが、重傷を負ってしまい煉獄は自分の死を悟る。
息絶える前に、「話をしよう」と煉獄は炭治郎へと伝えた言葉。
下弦との戦闘中に、煉獄は禰豆子が血を流しながら人を守って戦っていたところを見ていました。
「命をかけて鬼と戦い人を守る者は、誰がなんと言おうと鬼殺隊の一員だ」そして、
煉獄さん胸を張って生きろ(コミックス8巻・92ページ)
と伝える。
鬼殺隊でありながら鬼を連れている炭治郎は、お館様の言う通り、実力をつけて剣士に認められなければいけない。
そうしないと、反感を買う場面も多くなるから。
炭治郎にとって禰豆子は最後の家族で、最もかけがえのない存在。
だけど、その現状に後ろめたい気持ちもあったんじゃないでしょうか。
その気持を汲んでいたのか定かではないですが、”柱”である煉獄は「認める」と言ってくれた。
この言葉がどれだけ炭治郎の心を救ってくれたか、想像するまでもないですね。
煉獄の名言⑥瀕死でもなお後輩を気遣う男気
煉獄さん柱ならば後輩の盾となるのは当然だ(コミックス8巻・93ページ)
何もできずに悔やんでいる炭治郎たちに励ましの言葉をかける。
くよくよしていても時間は流れる、一緒に悲しんではくれない。
どれだけ辛くても歯を食いしばって前に進め、自分のことは気にする必要はないと。
猗窩座に対して、煉獄は人間の尊さを訴えていた。
時間に限りがある人間だからこそ、強く誇らしい存在になれると。
煉獄は、「強きものは弱きものを助ける責務がある」と病気でなくなった母親に教えられていた。
その責務を果たし、彼は列車の乗客を助け、炭治郎たちを助けた。
そして上弦相手にそれを全うした。
だから悔やむことはないんだと、最後まで優しく柱として彼らを導く。
煉獄の名言⑦最期の言葉
煉獄さんそして今度は君たちが鬼殺隊を支える柱となるのだ俺は信じる
君たちを信じる
(コミックス8巻・94ページ)
そして、煉獄は自分の責務を炭治郎たちに託します…。
上限から若い芽を守り抜き、後を託す彼の勇ましさに涙が止まりませんでした。
亡くなった母親も「よくやった」と彼を褒めていましたが、そのシーンは劇場版で絶対に泣けます。
漫画を読んでいても泣きましたから間違いないですね。
煉獄の名言まとめ
少しの間だけでしたが、見た目以上の心の熱さと純真さ。それが言動に表れていますね。
彼の真っ直ぐで情熱的な心は、炭治郎たちに引き継がれています。
その心がいつか鬼舞辻無惨を倒すための後押しになればいいと心から思いますね。
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