「言うべき時を知る人は、黙すべき時を知る」
これはアルキメデスの名言の1つとして知られているものです。
名言というと、アルキメデスのような古代の科学者や哲学者のものや、近代・現代の偉人、著名人のものが有名ですが、アニメにもかなり名言が出ますよね。
実際、
そう感じる人は多いでしょう。
今回は、アニメ「鬼滅の刃」で登場した数々の名言から、まさに“ここぞ!”というタイミングで、あるキャラクターに放たれた4つをピックアップ!
という人も、
という人も、何かを感じることができるのではないでしょうか?
それでは、1つ1つ紹介していきます!
アニメ「鬼滅の刃」の名言①
禰豆子! 頑張れ禰豆子! 堪えろ!
頑張ってくれ! 鬼になんかなるな!
しっかりするんだ!頑張れ!頑張れ!
「鬼滅の刃」の世界はまさにこの一言から始まった……それは過言ではないでしょう。
第1話の「残酷」。
鬼になってしまった妹、禰豆子から襲われた時、兄・炭治郎からこの一言が放たれました。
この時、炭治郎は、家族を失った悲しみや動転の中にあることに加え、命の危機に直面していたはずです。
妹を放って全速力で逃げることを考えたって、鬼になった禰豆子を倒そうとしたって、混乱と悲しみで何もできなくしまったって……おかしくはないです。
でも炭治郎は、「頑張れ!」「鬼になんかなるな!」という言葉を放ったのでした。
家族を失った苦痛、動揺、無力感……そして命の危機に突如として襲われたこの時でさえ、「妹だけでも助かってほしい」という思いが勝ったのだと思います。
禰豆子の強さ・特殊さは、勿論、鬼の性質が他の鬼とは違うという肉体的な事柄や、彼女自身の意志の強さにもあります。
でも、もしあの炭治郎の発言が無かったら……もし禰豆子が涙を流すほど兄の気持ちが伝わらなかったのなら……あのまま炭治郎を襲い、今の2人はいなかったのではないでしょうか?
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アニメ「鬼滅の刃」の名言②
生殺与奪の権を、他人に握らせるな!!
これは炭治郎の運命を変えた一言といえるでしょう。登場は第1話。
もう家族を奪わないでくれと、涙を浮かべ、妹を奪った義勇に土下座をした炭治郎。
ずっと無表情のままだった義勇でしたが、この時、ぐわっと感情を露わにしました。
奪うか奪われるかの時に主導権を握れない弱者が妹を治す?
仇を見つける?
笑止千万!!
弱者には何の権利も選択肢もない!
続けざまに、けっこうキツい言葉を投げかける義勇。
この時、炭治郎と同じように鬼に家族を殺された義勇は心の内では・・・
その気持ちが・・・絶望に震えブザマをさらしてでも助けたいという気持ちが「わかるよ」と。
でも怒れ!!こんなときは怒りこそが絶望を乗り越える手段だ!!と。
キッツい言葉は炭治郎に発破をかけてたんですね。かつて自分も同じ境遇だったから。
そして・・・
妹を取り戻すため命がけで義勇を倒そうとした炭治郎は今、鬼殺隊の1人となり、妹をもとに戻すため、戦っているんですよね。
厳しい発言ですが、現実を突きつけたうえで、炭治郎達を活かすために放たれた一言です。
アニメ「鬼滅の刃」の名言③
失っても、失っても、生きて行くしかないんです。どんなに打ちのめされようと
第7話。何とか沼鬼を退治した炭治郎と禰豆子ですが、失われた人は戻ってきません。
その事実をはっきりと突き付けられた和巳さんは、ただ茫然とするしかありません。
その時、炭治郎が放ったのがこの一言です。
炭治郎がどんな過去を背負っているのか……
それを知らない和巳さんは、最初「お前に何が分かるんだ!!」と怒りを露わにします。
その怒りが悲しみに由来するものだと、炭治郎は感じ取ったのでしょう。
なんとも言えないような表情を浮かべ、形見となってしまったかんざしを渡します。
太陽の上る方角へと、歩みだす炭治郎。
その姿を見た和巳さんは、炭治郎もまた大切な人を失った1人であるということに気付きます。
そして、どんどんと伸びていった朝日の光は、和巳さんをも照らすのです。
義勇とはまた違った、現実を受け止めた上で、なおもその人を助けたい、助かって欲しいという気持ちが表れた発言だといえるでしょう。
日の光の演出も素晴らしいですよね。
アニメ「鬼滅の刃」の名言④
一つのことしかできないなら、それを極め抜け。極限の極限まで磨け!
第17話のタイトルにもなるほど、この言葉の威力は絶大ですよね。
一つの技しか使えない、努力の成果がでない……幼少期のことも相まって、善逸の劣等感は、相当なものだったでしょう。
何度も逃げ、何度も泣いて……けれど、そんな善逸を、決して師匠(じいちゃん)は見捨てませんでした。
「善逸。極めろ。泣いていい。逃げてもいい。ただ諦めるな」
刀を作るように、何度も何度も同じことを繰り返し、続けていく。そうすればお前は、どんな武器にも負けない、強靭な刀のような強さを持つ。
短所や弱さばかりだと感じ続けていた善逸でしたが、師匠は善逸の強さを見抜いていたんですよね。
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まとめ
こうまとめて振り返ってみると、これらの言葉は誰が言っても名言になるわけではなく、
今まで生きてきた中での苦労や考え方が積み重なって、強い影響力を放っていることが感じられますね……。
これからも登場するであろう「鬼滅の刃」の名言が楽しみです!