「鬼滅の刃」で登場する「全集中の呼吸」の技は、どれもエフェクトが良いですよね。
特に炭治郎や義勇の使う「水の呼吸」の技は、かなりの種類がアニメで登場しています。
オープニング映像で最初にその技のエフェクトを見たとき、みなさんも「すごい……!浮世絵みたいだ!」と感動され、以来、毎話で「どんな技がでるんだろう?」楽しみにされた方も多いのではないでしょうか?
今回は、そんな「水の呼吸」の技を、一挙に振り返ります!
これを機に、
「毎回きれいだと思って見てたけど、全部覚えてるかな?不安だ……」
という人も、
「全部は覚えているけど、どんなエフェクトだったっけ?」
という人も、思い出していきましょう!
水の呼吸
「水の呼吸」はもっとも扱いやすい…とコミックス17巻の幕間で、作者から言及されました。
冨岡さんや炭治郎の育手(そだて)といえば鱗滝さんですね。さらにそれ以外にも育手がいるとのこと。
那田蜘蛛山(アニメ15話、コミックス4~5巻)で出会ってから、チョイチョイ出てくる村田さんも水の呼吸の使い手ですって!
まあ本人の力量のせいか、技のエフェクトはとっても薄いそうな…(笑
水の呼吸は全部で10の型があります。いっぽう善逸の使う雷の呼吸は6つと言われているので、呼吸法によって数が違うのですね。
壱ノ型 水面斬り(みなもぎり)
登場はアニメ第4話、炭治郎が手鬼を倒した際に使用した技ですね。
この技を使い、炭治郎は手鬼の首を斬り、錆兎たちの敵をとったのでした。
この技は、まず両腕をクロスさせ、その後、勢い良く水平に刀を振るいます。
腕をクロスさせた時点では水のエフェクトはなく、水平に振った時にはじめて水のエフェクトが出るんですよね。
手鬼を倒したことからもわかるように、跳躍状態でも高い威力を持つ技です。
弐ノ型 水車(みずぐるま)
地面とは垂直になるように体を一回転させ斬りつける技です。
まさに、水車でぐるぐると回りめぐる水のようですよね。
手鬼に捕まった最終選抜の挑戦者を助けようとした時や、蜘蛛の鬼(父)に対して使われた技ですね。
ちなみに、この技は一回転するのですが、蜘蛛の鬼(父)のように体が刃よりも硬い鬼の場合、一回転できず失敗してしまいます。
宙に浮いている時にも使え、技の範囲も大きいです。
また、矢琶羽の攻撃を受け、それを利用して首をはねた際に使われた技は、通常の「水車(みずぐるま)」とは違い、地面と水平に回転しています。
これは「弐ノ型 改 横水車」と呼ばれているもので、矢印を巻き込み、かなりの強さを誇っていました。
参ノ型 流流舞い(りゅうりゅうまい)
第9話で朱紗丸と矢琶羽のコンビネーションに苦しめられた炭治郎達。
そんな状況を打破するきっかけを作ったのが、この「流流舞い(りゅうりゅうまい)」という技です。
この技では、まるでごつごつした岩をよけながら勢いよく流れる川の水のようなエフェクトが出てきます。
流れるような足運びと共に、物(第9話で言えば毬)を攻撃しつつ、回避していきます。
最終的に、6本もの朱紗丸の腕をすべて切り落とすことに成功しました。
肆ノ型 打ち潮(うちしお)
炭治郎が最初にアニメの中で使った技ですね。
登場は第4話。襲ってきた鬼2匹の首を落とす際に使われました。
第16話では、蜘蛛の鬼(母)が操っていた一番強い死体の足を切り落とす時に使われました。
まるで墨のしみ込んだ筆が和紙の上を滑っていくかのように、淀みない動きで、連続して斬撃を繰り出します。
これにより、複数の敵を一度に攻撃することも可能です。
ただし、先ほど紹介した「参ノ型 流流舞い(りゅうりゅうまい)」とは違い、ある程度直線上に敵がいないと、連続で攻撃することはできないでしょう。
伍ノ型 干天の慈雨(かんてんのじう)
この技は誰もが強い印象を抱いているのではないでしょうか?登場話数は第16話。
蜘蛛の鬼(母)を倒そうとしたとき、炭治郎は、最初「壱ノ型 水面斬り(みなもぎり)」を使おうとしました。
しかし、技をだす寸前で、蜘蛛の鬼(母)が、自ら首を差し出してきたことに気づいたのです。
炭治郎は刀の向きを変え、「伍ノ型 干天の慈雨(かんてんのじう)」を放ちました。
この技では他の技とは違い、水のエフェクトと共に、まるで点から光が射しこむような、そんな演出がなされます。
他の技はどうかわかりませんが、少なくともこの技は、斬られた鬼には殆ど苦しみはないようです。
鬼になれば、もう今までのように太陽の光を浴びることも、「気持ちがいい」と思うこともできませんよね。
そんな鬼に、最後に「太陽の光の温かさを与える」――「人と同じ温かさを味わうことを許す」。
まさに慈悲の技ですね。
陸ノ型 ねじれ渦(ねじれうず)
登場したのは第7話。あの沼の鬼を2匹同時に倒した技です。
上半身と下半身の激しいねじり、強い稼働を発生させる技です。
これは水中でこそ本領を発揮します。
第7話ではすごかったですよね~。
漆ノ型 雫波紋突き(しずくはもんづき)
突き技です。第9話で朱紗丸の毬を突き刺す時に使われました。
ただ、他の技のような威力はなく、攻撃範囲も狭いです。
水面に雨が打ち付けるような、そんなエフェクトが登場します。
捌ノ型 滝壷(たきつぼ)
まるで修行僧を打ち付けるかのような激しく打ち付ける滝のようなエフェクトが出る技です。
沼鬼に対し炭治郎が使いました。威力も強く、攻撃範囲かなり広いです。
玖ノ型 水流飛沫(すいりゅうしぶき)
響凱と戦った際に使われた技ですね。
着地する時間と面積を最小限にして、素早く移動する技です。回避や間合いと詰めるときに最適な技といえるでしょうか?
大岩に波がぶつかりちりぢりになった時のような、そんな細かな水のエフェクトになります。
拾ノ型 生生流転(せいせいるてん)
累と戦った際に、炭治郎が使用した技ですね。
「水の呼吸」の最強の技とされ、うねる龍の如のようなエフェクトがでます。累の糸を切ることができました。
登場した時は、「あのオープニングの龍の技か!」と感動しました……。
まとめ
「水の呼吸」の技、たくさんありましたね。並べてみると、こんな感じです。
- 壱ノ型 水面斬り(みなもぎり)
- 弐ノ型 水車(にのかた みずぐるま)
- 参ノ型 流流舞い(さんのかた りゅうりゅうまい)
- 肆ノ型 打ち潮(しのかた うちしお)
- 伍ノ型 干天の慈雨(ごのかた かんてんのじう)
- 陸ノ型 ねじれ渦(ろくのかた ねじれうず)
- 漆ノ型 雫波紋突き(しちのかた しずくはもんづき)
- 捌ノ型 滝壺(はちのかた たきつぼ)
- 玖ノ型 水流飛沫・乱(くのかた すいりゅうしぶき・らん)
- 拾ノ型 生生流転(じゅうのかた せいせいるてん)
第3話で鱗滝さんは「型は10個ある」と語っていましたが、しかし、義勇さんは「凪」という技を使っていましたよね……。
まだ見ぬ「水の呼吸」の技が他にもありそうです。アニメ化したら、どんなエフェクトになるのでしょうか?
アニメ化を期待しましょう!