皆さんこんにちは!
魅力的なキャラクターが多い鬼滅の刃ですが、あなたのお気に入りは見つかりましたか?
今日はその中でも人気の高い、「胡蝶しのぶ」について見ていきます。
なにかと鋭いセリフの多い彼女ですが、その独特のキャラクター性は癖になってしまいますよね。
今回はそんな彼女の名言をもとに、性格や過去に見ていきます。
胡蝶しのぶのおさらい
鬼殺隊で最高位の剣士である、柱のうちのひとり。
蟲の呼吸を使うことから、蟲柱と呼ばれています。
医学や薬学に精通していて、負傷したかまぼこ隊の治療にもあたっていました。
持前の薬学を活かし、鬼用の毒を開発。その毒を用いて鬼と戦っています。
いつもニコニコしていますが、放たれるセリフは鋭いものばかりです。
特に鬼に対しては「仲良くしたい」と言いながらも、拷問して罪を償わせようとしていました。
そんなことを言う時も笑顔だったので、当初はサイコパスのようなイメージがありましたよね。
胡蝶しのぶの名言集
柔らかな物腰とは裏腹に口の悪いしのぶですが、そのようなギャップには彼女の過去が関係しているようです。
しのぶの名言の数々には、どのような気持ちが隠れているのでしょうか?
那田蜘蛛山編の出撃前のシーン
人も鬼もみんな仲良くすればいいのに。富岡さんもそう思いません?
「鬼と人は仲良くすべき」
これはもともと、亡くなった姉の胡蝶カナエの意思です。
カナエは鬼に対しても哀れみを持つ優しい女性でした。
しのぶは姉の夢である、「鬼と人が仲良くすること」を受け継ぎました。
しかし実際のところしのぶが鬼と仲良くしようとしている素振りは見られませんよね。
もともと怒りっぽいしのぶですから、憎んでいる鬼と仲良くするのは到底不可能なのです。
鬼に最愛の姉を殺された後だったらなおさらですよね。
しのぶ自身も姉の夢を実現するのは不可能だとわかっているはずです。
このセリフは義勇に対して言ったセリフです。
しかし本当のところは自分に言い聞かせているのではないでしょうか?
嘘はつき続けるといつか真実になるといいます。
しのぶの本心とカナエの夢は別にありますが、しのぶは自分に言い聞かせることで、姉の遺志に無理やり納得しようとしているのかもしれませんね。
那田蜘蛛山編、冨岡にむかって
そんなだから、みんなから嫌われるんですよ
個人的にお気に入りなセリフのひとつです。
那田蜘蛛山にて、禰豆子をかばう義勇に対して放った一言ですね。
なにかと孤立しがちな義勇です。
こんなこと笑顔で言われたら絶対傷つきますよね。
俺は嫌われてない
義勇は否定しますが、そこにはさらなる追い打ちが待っています。
義勇が傷つく言葉を的確にチョイスしています。
無自覚かもしれませんが、しのぶの恐ろしさが垣間見えたシーンです。
同時に、義勇に対して親しみを覚えた方も多いのではないでしょうか。
那田蜘蛛山編、姉蜘蛛にむかって
可愛いお嬢さん、あなたは何人殺しましたか?
那谷蜘蛛山にて、姉蜘蛛に対していったセリフです。
冷静を装っていますが、鬼に対しての憎しみがあふれ出しています。
他にも、「目をえぐる」「腹を斬って内臓を出す」など相当怒っていますよね。
仮に一人も食べていなかったとしても、許してはくれなさそうです。
とはいえ、鬼を斬る前にあえてコミュニケーションを取ってますね。
鬼と仲良くするための彼女なりの努力の表れでしょうか?
蝶屋敷の機能回復訓練で伊之助に
まぁ、出来て当然ですけれども!出来ないんですか?
仕方ないです、出来ないなら。しょうがない、しょうがない!
機能回復訓練にて伊之助に言ったセリフです。
煽り耐性の低い伊之助ですから、見事に火がついていました。
反対に女性に弱い善逸に対しては、思い切り愛想を振りまいていました。
これもまた、効果てきめんでしたよね。
しのぶはかなり人心掌握がうまいようです。
「鬼滅学園物語」では、しのぶは生徒の役でしたが、教師でも面白いキャラクターになるのではないでしょうか。
ちなみに善逸に言った「一番応援していますよ!」は割と誰にでも言っているみたいです。
純粋な善逸はかわいそうになってきますね。
機能回復訓練の炭治郎にむかって
君には私の夢を託そうと思って。鬼と仲良くする夢です。
「鬼とは仲良くできない」
この考えは鬼殺隊の中では当たり前の考え方です。
もちろんしのぶや他の柱たちにとっても例外ではありません。
その中でカナエの優しさはかなり異端でした。
普通の人は、人食い鬼に優しくすることなんて出来ません。
もともと怒りっぽいしのぶならなおさらです。
しのぶは自分本来の鬼への怒りと、姉が持っていた理想の間で葛藤してしまいます。
そんな中、姉と同様の優しさを持つ炭治郎と出会いました。
しのぶが自分らしくあるためには、炭治郎に姉の理想を託すのは必然だったと言えます。
だからこそ、しのぶは炭治郎を気にかけ、また期待をしたのではないでしょうか。
しのぶは最初、何を考えているのかわからないキャラクターでした。
それだけに、自分の気持ちを語るシーンはぐっときましたよね。
コミックの幕間にて
どいつもこいつもですよ(しゅっ、しゅっ)
(コミックス8巻、129ページより引用)
これは単行本8巻の合間に描かれています。
蝶屋敷で治療中の炭治郎でしたが、治療中にも関わらず勝手に出かけてしまいます。
それに対するしのぶのセリフです。
いちおう笑顔ですが、相当ピキってます。顔に血管が浮いてます。
しかしながら、冷たいイメージのあるしのぶですが、医療者として炭治郎をとても気にかけていることもわかりますよね。
本編のセリフではありませんが、個人的にお気に入りなので紹介しました。
まとめ
今回は胡蝶しのぶの名言をもとに彼女の性格や過去について考えてみました。
登場時は怖いキャラクターでしたが、その真意は物語とともに明らかになっていきます。
さらに、知れば知るほど魅力のあるキャラクターでもあります。
アニメではまだまだ登場の少ない彼女ですが、この記事を読んでさらに魅力に気付いてもらえたらうれしいです。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました!