主人公である炭次郎と同期入隊をしている不死川玄弥。
初登場シーンも威圧的で凶暴な印象を受けた方も多いでしょう。
しかし本作を読み進めていると…
と巷でも話題に!
どうして見た目のイカツイ彼からかわいい要素が生まれたのでしょうか?
その正体は・・・イカツイ×かわいい=ギャップです!!
正反対な事柄がちぐはぐながらも組み合わさると人はそれに惹かれてしまうものです。
そんなギャップを探るべく、彼の性格や過去にも焦点を当てて調べていきましょう。
玄弥かわいい!と思えるギャップ1:思春期
前文でも触れましたが・・・
初登場シーン、最終選抜直後はそれはそれは恐ろしい形相で案内役の童子をつかみかかるなど乱暴なイメージでしたよね。
しかし次に炭治郎があったときには思春期を迎え、
なんと女の子の前では緊張しすぎて話せなくなってしまうという状態に!!
えーーーーー!!!ですよ。
入隊時よりもさらに体格もよくなり、いかつさもMAXなのに女の子に緊張しているの??
なにそれかわいいーーーー♪
女性はギャップに弱いものです。
しかも顔を真っ赤にしているかわいらしい反応に母性くすぐられまくりですね!!
やはり最初の印象が悪かっただけに、このギャップはしんどい……
玄弥かわいい!と思えるギャップ2:呼吸が使えない
みんなそれぞれ“呼吸”を使って鬼と戦っていますよね。
むしろこの“呼吸”が使えないと鬼の首を切ることができないので、鬼滅隊士にとっては致命傷です。
関連・・・鬼滅の刃”呼吸”一覧/かた~い鬼の頸を楽々カット!する鬼殺の技
しかし、玄弥はどの呼吸も使えないことが判明しました。
ただしこれは珍しいことではないようで、現に炎柱の煉獄杏寿郎の弟である千寿郎もどれだけ鍛錬をしても日輪刀の色が変わらなかったと話しています。(日輪刀は使える呼吸によって色が変化します)おそらく玄弥も日輪刀の色が変わらなかったことが推測されますね。
特殊能力を得てなお鬼殺の道を進み続ける、ひたむきな姿
でも・・・
玄弥は類い希なる力の持ち主で、「鬼を食らって鬼化する」という自分唯一無二の技を編み出します。
その強靱な顎と、鬼を食らっても消化する胃を持ってしてできた能力。
これにより一時的に鬼の能力が使えるようになり、攻撃力も上がることによって鬼を倒すことができるようになったのです。
こんなに強そうでバリバリ「鬼狩りするぜ!!」という雰囲気を醸し出しているにも関わらず、その能力が使えないところもギャップを感じますよね。
ここでのギャップは“呼吸を使えないから可哀想”ということではなく・・・“呼吸を使えなくても、鬼と戦う術を編み出し鬼滅隊士として生き続けている”ことだと私は思います。
才能がなければ無駄死にするだけなので、本当ならば諦めるでしょう。
しかしそんな才能がなくても、自分は戦える、やれるんだという心意気に強く惹かれてしまうのだと思います。
ひたむきに頑張っている人って応援したくなりますよね♪
玄弥かわいい!と思えるギャップ3: 戦闘中の焦り
玄弥の戦闘シーンは本作中ではあまり多くないのですが、刀鍛冶の里襲撃(コミックス第12~15巻)の際には、炭治郎、禰豆子と共に戦っています。
鬼を食らって半分鬼となった玄弥。
理性はなんとギリギリのところで保っているようですが、上弦の鬼を倒すことに執着していて炭治郎にも突っかかっていますよね。
でも炭治郎の曇りなき眼を目の前にあっけにとられていましたが…
しかしここでもぶち当たる壁が。
鬼化していても逃げ回る小さな鬼の首が切れない。
作中では玄弥の心の声も書かれており、その焦りも伺えます。
どんなに強そうな見た目をしていても中身は人間ですので、読者にも親近感が沸いたシーンではないでしょうか?
自分たちもいつもと違うことが起こったらどうしよう、と焦りますよね(個人差はありますが、少なくとも私は大慌てです)
ちょっと人間離れした特殊な人たちが多い作品なので、彼が一番私たちに近いところにいるような気がします。
玄弥かわいい!と思えるギャップ4: 兄貴
ここのギャップが一番かわいいと言われるゆえんではないでしょうか??
玄弥には兄がいます。それは風柱である不死川実弥。
あーーーー…似てますね。兄弟と言われて納得。
実は玄弥は兄である実弥を追いかけて鬼滅隊に入ってきたのです。
(鬼を倒したいという思いもあるとは思いますが、一番の目的は兄貴です)
玄弥が鬼殺隊を目指したいきさつ
その動機を詳しく書くと・・・
- 小さな兄妹たちを殺害したのは鬼化した母だった
- (鬼殺の訓練も受けてないのに!)その母を殺した兄・実弥
- あまりのことで頭が動転していた玄弥は、兄を「人殺し」と言ってしまう
- 鬼殺隊に入った兄。「人殺し」発言を謝りたいので自分も鬼殺隊に
となります。
実は過去に鬼化してしまった母を殺した実弥に「人殺し」とひどいことを言ってしまったことをずっと謝りたかった。
小さい頃から大好きだった兄だからこそ、あんなことを言ってしまったことを悔いた結果・・・鬼殺隊に入り柱になれば兄に会える。そしたらあの頃のことを謝れる、と考えたのでしょうね。
なんとも兄思いな素敵な弟じゃないですか!!
しかもその負い目からか、兄に会うとたどたどしくなる姿にかわいさを見いだしてしまいますよね。
なんかこう……飼い主に会えた犬感がすごい。
かわいい!!!
兄貴からの塩対応にシュン…が更にかわいい
対する実弥は表情一つ変えずに
「俺に弟はいない」
と言い放ち、それでまたシュン・・・としてしまう玄弥を抱きしめたい衝動にかられてしまうのです。
母性本能をくすぐる男、恐るべし!!
玄弥かわいい!と思えるギャップ5: 本当は心優しい少年
怒りやすく、誰彼かまわず突っかかる玄弥ですが、元々こういう性格だったのでしょうか?
まぁなかなか生まれたときから怒っている人なんていませんので、過去に何かあったことは明らかですね。
玄弥の優しさは母親ゆずり
過去を振り返ってみると・・・元々兄と弟妹7人兄弟で、父は家族に暴力を振るうろくでなしでした。
母は体は小さかったにもかかわらず、父がいくら殴ってきてもひるまない。
体を張って自分の子どもを守るすごい母で、玄弥も大好きだったようです。
ある日・・・母の帰りが遅く、兄が迎えに行っている最中、
玄弥や下の兄弟達を寝かしつけたり、不安がる兄弟たちに向かって「大丈夫」と声をかけるなど“兄貴力”を発揮していますね。
わだかまりが消え、炭治郎にも優しく接する
また、修行中も炭治郎を気にかけて声をかけたり(そのときにはもう凶悪な顔をしていません!)しています。
そのときの言った台詞見逃しませんでしたよ。
痣が濃くなっていないかと炭治郎に声をかけた玄弥でしたが、炭治郎はそれに気づいていません。
その時に発した言葉
「鏡もってねぇのか?後で貸してやるよ」
え????鏡持っているの?!女子力高い!!!ちょっと二度見してしまいました。
どこまでもかわいい行動をしてくれますね不死川玄弥!!!!
まとめ
玄弥のかわいさは見た目とは異なる相当なギャップからくるものだったのですね。
特に兄のことになると一喜一憂している姿をみていると・・・、
あのトゲトゲのモヒカン頭を撫でてあげたくなる衝動に駆られます。
女性は普段とは違う面が見れるとキュンとしてしまうものなので・・・仲直りをしてまた素敵な兄弟に戻れるといいですね。