突然ですが、アニメ「鬼滅の刃」で登場した山の名前、みなさんは全て言えますか?
おそらく大多数の方が、
「どういう場所かはわかるし登場した話数もわかる!でも名前となると……」
「1つは!1つはわかるけど……あと何となく覚えているのが幾つか」
といったような状態ではないでしょうか?
今回この記事では、アニメに登場した4つの山をご紹介します。
これを機に、
「名前もわかる!漢字も書ける!登場話数やどんな山かも全部説明できるぞ~!」
と自信をもって言えるような、そんな「鬼滅の刃」の山マスターになってしまいましょう!
狭霧山(さぎりやま)
まず最初は、炭治郎が修行した山、狭霧山(さぎりやま)から。
登場したのはアニメ第2話からです。
この山の麓に鱗滝さんの家があります。炭治郎が食べていたごはん、おいしそうでしたね。
炭治郎曰く、この山は炭治郎たち家族が住んでいた山よりもかなり空気が薄く、霧が濃いようです。
それに加え、いたるところに鱗滝さんが仕掛けた罠が、育ての元にやってきた子どもたちを(殺す気で)待ち構えています。
しかも、修行した分どんどんハードモードになっていくんですよね。
そ、想像しただけで怖い……(ぶるぶる)。
ちなみに、炭治郎の家族が住んでいた山の名前は「雲取山(くもとりやま)」で、なんと実在します…詳しくは後述。
同じ時期にも関わらず、炭治郎の住んでいた山は、狭霧山(さぎりやま)よりも雪深かったことを考えると、狭霧山(さぎりやま)よりも北側に位置しているのかなあ?とは思いますが……それ以上のことはわかりません。
藤襲山(ふじかさねやま)
お次は、第4話で登場した鬼殺隊入隊の最終選別の舞台――藤襲山(ふじかさねやま)。
藤の花は通常4月・5月に咲く花ですが、この山では、山の麓から中腹にかけて一年中咲います。
鬼の嫌う花なので、これで鬼たちを頂上付近に閉じ込めることができているんですね。
もしかすると、しのぶさんが生み出した藤の花の毒は、この山の花からとってきているんでしょうか?ここだと1年中作れますし……。
最終選別はこの山の藤の花で囲われている場所で、この中で七日間生き抜くことができれば合格となります。
山の頂上付近には藤の花どころかほとんど緑はなく、また鬼が挑戦者を喰う気で待ち構えています。
陽光山(ようこうざん)
この山の名前は、かなり忘れていらっしゃる方が多いのではないでしょうか?
そう、この山はアニメでは名前でのみ登場している山なのです。
名前が出てきたのは第5話鋼鐵塚さんのセリフからです。
この山は一年中陽が差している山で、日輪刀の原料である、”猩々緋砂鉄(しょうじょうひさてつ)”と”猩々緋鉱石(しょうじょうひこうせき)”がとれるとか。
ちなみに、おなじく第5話で登場した「玉鋼(たまはがね)」ですが、「玉鋼」は砂鉄から「たたら製鉄」という方法で作られているものなので、第5話の「玉鋼」は、猩々緋砂鉄(しょうじょうひさてつ)を材料として作っているのだと思います。
そしてこの山は、アニメ「鬼滅の刃」史上、唯一の恐ろしくない山と言えるのはないでしょうか?
他の山は、もう殺す気マンマンですしね。
まあ、もしかするとこの山にも、ひょっとこのお面を被った37歳男性が声を荒げて追いかけてくる可能性はありますが……と、とりあえず、考えないでおきましょう!
那田蜘蛛山(なたぐもやま)
そして4つ目。那田蜘蛛山(なたぐもやま)です。登場した第15話のタイトルにもなっていますね。
善逸も炭治郎も、この山から禍々しいものを感じとっていました。
それもそのはずです。この山には、十二鬼月の鬼の1人、累とその家族となった鬼たちが住んでいたからです。
そしてこの山も、「狭霧山(さぎりやま)」、「藤襲山(ふじかさねやま)」の例にもれず、殺す気マンマンで待ち構えている山ですね。
それに加えて、この山には蜘蛛の鬼(母)が糸を対象者につけるために放った白くて小さな蜘蛛がうじゃうじゃいます。
もちろん、その蜘蛛が出した細い糸が、手や足に絡みつくことも。
蜘蛛にされた人が、頭の下から生えている足を動かして近づいていることもあるかもしれません。
そんなときは、善逸のように逃げましょう!
「こんなことあるぅ~!?」(ダダダダダダッ―!)
聖地巡礼にも!?実在する山
「鬼滅の刃」のファンブック”鬼殺隊見聞録”では、炭治郎たちの出身地など、具体的なプロフィールがはじめて公開されました。
そしてそのうちの数名・・・山が出身地のキャラクターがいたのでグーグルマップと共に紹介いたします!
聖地巡礼のムーブメントが起こるかもしれませんね!
雲取山(くもとりやま)・・・炭治郎・禰豆子の出身地
東京都西多摩郡奥多摩町大滝。
北側には「気守(きまもり)」で有名な三峰神社がある三峰山。
私は三峰山には行った事がありますが、山奥なので冬は通行規制がよくかかっていたような…
こちらもきっと雪深いでしょうから、たしかにアニメ第1話のような光景になりそうです。
ただし、雲取山は標高2017メートル!
ハッキリ言って、初心者向けではありません。
なので、立ち寄らないほうが無難ですね。
大岳山(おおたけさん)・・・伊之助の出身地
東京都西多摩郡檜原村海澤。
炭治郎の雲取山とけっこう・・・いやかなり近いですね…!
ここで幼い伊之助は捨てられ、猪突猛進しまくって獣の呼吸をマスターした、と。
ん?
ということは「鬼滅の刃」は舞台がほぼ奥多摩、現在の東京郊外だったりするわけですね~!
浅草にも行ってますしね。
アクセス
大岳山も標高1266メートルと、1000メートル超えてます。
初心者は近寄らないほうがいいでしょう。
景信山(かげのぶやま)・・・霞柱・時透無一郎の出身地
剣の天才でも、もともとは木こりの一家だった時透くん。
山深いところで生活していた描写がありましたね。
ファンブックでは伊之助と同じ「大岳山」と誤表記されていましたが、正確には↓↓
【吾峠先生よりお詫びのご連絡】
ファンブックで、伊之助と時透くんの出身山を同じところにするという凡ミスをしました。
時透くんの出身は景信山です。
Oo。( 3ω3 )←こういった状態で仕事をしていたためにご迷惑をおかけしております。
2人は仲が良くも悪くもないので、同じ山の出身ではありません。 pic.twitter.com/s6uNBiDOQh— 鬼滅の刃公式 (@kimetsu_off) July 25, 2019
こんなににこやかな無一郎くん、逆に見てみたかった(笑)
伊之助なんか被り物のほうが笑ってて、いったいどーなってるの・・・
神奈川県相模原市緑区千木良にある山で、隣には、いまや有名パワースポットになった高尾山があります。
よく首都圏で車で運転される方はよく「小仏(こぼとけ)トンネル」ってラジオで聞き覚えがありませんか?
あのトンネルが通ってる山でもあります…意外!
現在の八王子市との境にあるので、こちらもアクセスがよく、休日に登れそうですね~!
アクセス
中央本線高尾駅から車で20分
バスの場合は高尾駅北口から乗車、小仏バス停で下車して徒歩で15分
八丈富士(はちじょうふじ)・・・蛇柱・伊黒の出身地
伊黒小芭内は八丈島出身…!
東京都八丈町三根の山で、正式には「西山」というそうで。
い、いちおう東京都ですが…
うーん!なかなかアクセスしづらいかも。
本編でもいまだ詳しい過去が語られていないのですが、彼のむちゃくちゃな強さにはこの山とも関係がある・・・?
アクセス
まとめ
まとめると・・・鬼滅の刃の舞台は、山もふくめてほぼ現在の首都圏かもしれないってことですね。
今回紹介した架空の山は・・・
- 炭治郎が修行した「狭霧山(さぎりやま)」
- 最終選抜の舞台「藤襲山(ふじかさねやま)」
- 日輪刀の材料が取れる「陽光山(ようこうざん)」
- 累たちが住んでいた山「那田蜘蛛山(なたぐもやま)」
こちらの山は、殆どが人を殺しにかかっている山でしたね……。
そしてファンブックで紹介されている、実在する山は・・・
- 炭治郎の出身地「雲取山(くもとりやま)」
- 伊之助の出身地「大岳山(おおたけさん)」
- 無一郎の出身地「景信山(かげのぶやま)」
- 伊黒の出身地「八丈富士(はちじょうふじ)」
ただし、シロウトがいきなり登山するのは大変危険!!
上級者向けの山もあるので、むやみに立ち入らないことをオススメします。